男女共同参画委員会について

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委員長のメッセージ

ご挨拶

  男女共同参画委員会・委員長 
佐藤伸一 

男女共同参画社会とは、「男女が、社会に対等な構成員として、自らの意志によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」(男女共同参画社会基本法第2条)と定義されています。この男女共同参画社会を実現するために様々な取り組みが行われています。本委員会も医学部・医学系研究科という枠組みの中での、この取り組みの一つであります。

本委員会は2008年に清水孝雄前医学部長によって設立されました。2009年に本委員会の今後取り組むべき課題を明らかにするために、男女共同参画アンケートが行われ、その解析結果は本委員会の今後進むべき方向性の一つを示しています。すなわち、解析結果では、すべての構成員を一貫して受け入れる保育園の必要性、年度途中での0歳時の受け入れ体制の強化の必要性、女性専用の休憩室の必要性、保育園時間の延長・夜間保育・病児保育などの柔軟な受け入れ体制の整備の必要性、キャリア支援の必要性、職場の理解の必要性などが指摘されています。これまで山本一彦元委員長、長瀬隆英前委員長の多大なご努力によって、「女性休養室」の設置や「医学系キャリア支援のための交流会」の開催など当初指摘された問題の解決が試みられています。

しかし、まだまだ残された課題も多いのが現状です。臨床系では、医師不足の危機感のもと、女性医師のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を向上させることが求められています。また、基礎系でも研究との両立は重要な課題です。医学部学生に占める女性の割合が増加しつつあるなか、さらに男女共同参画を推し進めていく必要があります。男女共同参画を取り巻く課題の解決は、その社会的、歴史的背景から決して容易なことではありませんが、本委員会では現状から少しでも進歩できるような活動を目指したいと考えています。皆様のご協力を宜しくお願いいたします。

(平成25年4月)

前委員長からのメッセージ(平成23年7月)

元委員長からのメッセージ(平成22年4月)

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